高血圧症
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高血圧になると、血管に負荷がかかります。また血液を送りだしている心臓にも負荷がかかります。
一時的なものであれば問題はないですが、血圧が高い状態が続くと、血管は圧力に耐えるために壁を厚くして弾力を失い(動脈硬化)、心臓の機能は低下します。
動脈硬化は全身どこでも起こりえるものですが、特に血液を必要とする脳や心臓に影響を及ぼしやすくなります。
Effects高血圧症の影響
心臓に血液を送る血管に動脈硬化が起こると、血管が細くなり血流が滞りやすくなります。
そしてそれらの血管が極端に細くなったり詰まるのが、「狭心症」や「心筋梗塞」といった病気です。
同じ仕組みで、脳の血管が詰まるのが「脳梗塞」で、悪化すると血管や破れ「脳出血」に至る場合があります。それらをあわせて「脳卒中」と呼ぶこともあります。
大多数の人にとってなじみの深い高血圧が悪化すれば脳卒中や心筋梗塞を引き起こしかねないということです。最悪の場合、死に至る恐ろしい病気となります。
treatment高血圧症の治療
塩分、糖質を控えた食事、適度に運動することがもっとも大切です。アルコールも適切な量にとどめていただき、タバコを吸う方は是非禁煙を実施してください。
高血圧の治療は食事と運動、そして薬の3本柱です。薬を飲み始めるとずっと飲まなくてはいけないのではないかと、服薬治療に対して抵抗感を持っている方もおられますが、高血圧の方でも薬は適切に使えば将来の健康な身体を守ってくれる大切なパートナーになってくれます。また逆に薬を飲んでいるからどんな生活をしても大丈夫、とうわけではなく、減塩を始めとする食事療法や適切な運動はどんな方にとっても重要です。